幼児や児童が登下校中や、遊びに行っている時に事件に巻き込まえることは以前からありましたが、近年は「名札や持ち物の名前を見て声をかけ、安心させて連れ去る」等のように、その方法が悪質化しているような気がします。
親や学校、社会全体でその対応は行っていますが、なかなか安心できる状況ではないのが、本音なのではないでしょうか。
また、ごく最近の事件だとPTA会長が事件に関わっているかもというニュースもあり、誰を信用していいのかわからないという声も聞きます。
そんな親御さんの心配に答えるべく、様々な幼児・児童用の見守りサービスが開発されています。
GPS機能がついたキッズ携帯も販売されていますが、学校に携帯電話を持っていくことが禁止されている地域もあり、多くの子供が持っている防犯グッズとしては「防犯ブザー」が多いのではないでしょうか。
しかし、防犯ブザーをランドセルにつけている子供は多く見ますが、家に帰って遊んでいる子供たちが防犯ブザーをつけている姿をほとんど見たことがありません。
友達と遊んでいて、ついつい盛り上がって帰りが遅くなることもあるでしょう。
しかし親にとっては、とても心配です。
携帯電話を持っていなかったら連絡手段がないため、帰ってくるまでは気が気ではありません。
そんな親御さんにオススメの商品が発売されました。
その名も「GPS BoT」。
この「GPS BoT」は携帯電話回線を使用するため、ほぼどこにいても位置検索が可能となります。
また人工知能を搭載しているので、使用者の行動を学習し、異常を察知した場合は連絡が来るそうです。
これだけの機能を搭載ているにも関わらず、機種代や月額利用料はとても手頃な値段となっています。
(参考URL:https://www.bsize.com/bot/gps/)
この機能は子供だけではなく、高齢者にも使えるのではないでしょうか。
認知症を患っている高齢者が外に出てしまうこともあるでしょう。
洋服のポケットに入れておいたり、巾着袋にいれて首からかけておく等しておけば、姿が見えなくなった場合でもどこにいるのかすぐわかるのではないでしょうか。
認知症を患っていなくても、高齢になると忘れやすくなるものです。
ついついどこかに忘れ物をしてくることもあるでしょう。
「GPS BoT」は移動履歴が分かるため、同じ経路をたどることで無くしたものが見つかるかもしれません。
また、少し遠くまで出かけた際に帰る方法がわからなくなる事もあるかもしれません。
携帯電話にはGPS機能がありますが、位置情報機能をOFFにしているとアプリでも検索もできなくなるため電話で位置を聞いたとしても説明できない可能性は十分に考えられます。
そんな時に、このロボットを使用すると現在位置が分かるため駆けつける事や、帰り道を教える事も可能となります。
ご両親と離れて生活している場合、離れている両親が普段どのような生活を送っているかを知る一つの方法として利用できるかもしれません。
そしてその情報を元に、今何を必要としているかを知る手掛かりになるのではないでしょうか。
行動範囲を認識する事で、今後の対策に役立つかもしれません。
子供の安全のために作られた「GPS BoT」。
高齢者の見守りとして利用される日も近いのかもしれません。